子宮頸がん - 婦人科 よくある質問

Q1 子宮頸がんは最近増えているのですか?

子宮頸がんは女性特有のがんとしては、乳がんに次いで罹患率が高く、特に20~30代のがんでは第1位となっており、近年においては子宮頸がんにかかる若い女性が増加しています。わが国の子宮頸癌の検診受診率は22%ほどで、欧米の70~80%と比較すると全く不十分です。さらに、欧米ではHPVワクチンの接種も普及していますから子宮頸癌の減少から日本は取り残されることが懸念されています。

Q2 子宮頸がんが発生する原因は何ですか?

子宮頸がんはヒトパピローマウィルス(HPV)というウィルスに感染することが原因で発生します。HPVには100種類以上ものタイプがあり、子宮頸がんの原因となるのはその中で高リスク型と呼ばれるごく一部のタイプです。主に性交によって感染します。性交経験がある女性は誰でも感染する可能性があります。感染してもほとんどは免疫力により自然に排除されますが、高リスク型HPVの5%程度が持続感染し、その一部ががん化します。

Q3 子宮頸がんの症状はどのようなものですか?

子宮頸がんは、初期は症状が少なく、少し進むと、不正出血・おりものの変化・性交時の出血などの症状が現れるようになります。 早期発見のためにも定期的な子宮頸がん検診を受けることをお勧めします。

Q4 子宮頸がんは、どうやって診断されるのですか?

一般的に、最初は細胞診、さらに、精密検査として コルポスコープ (拡大鏡)で子宮頸部を観察しながら小さい組織を採取し、生検 (小組織を切り取る検査) を行い診断されます。

Q5 子宮頸がんの治療方法はどのようなものがありますか?

子宮頸がんの治療には手術療法のほか、放射線療法や化学療法などがあります。がんの進行具合、患者さんの年齢、合併症の有無などによって治療法を選択します。初期のがんの手術では、子宮頸部の異常な組織を取り除くと同時に精密な診断を行う目的で円錐切除術が行われています。婦人科治療・手術比較一覧

Q6 子宮頸がん予防ワクチンを接種すれば子宮頸がんにならないのでしょうか?

子宮頸がんワクチンを接種したからといって子宮頸がんの発生を100%予防できるわけではありません。子宮頸がんワクチンは、ワクチンの種類によって2種類、あるいは4種類の高リスクHPVの感染を防ぐことができます。全ての高リスクHPVの感染を防ぐことができるわけではありませんが、70%程度の高リスクHPVはカバーされています。ワクチンを接種していても子宮頸がんにかかる可能性はゼロでは ないので、定期的な検診は必要です。

Q7 子宮頸がんワクチンは、何歳で接種すればいいのですか?

性交前に接種するのが最も効果的で、10歳代前半の接種が最もよいとされています。感染予防という観点から、成人女性でも接種する意味は十分あると考えられます。45歳までに接種することが推奨されています。

Q8 子宮頸がんワクチンは何回接種すればよいのですか?

接種間隔を守り、3回接種しないと十分な予防効果が得られません。
腕の筋肉に注射します。

Q9 子宮頸がんワクチンは保険が効きますか?また、どのくらいの費用がかかるのでしょうか

子宮頸がんワクチンには健康保険は適用できません。自費診療です。
HPVワクチンは平成25年4月に予防接種法に基づき定期接種化されました。現在、自治体からの接種時期のお知らせや、個別に接種を奨めるような積極的勧奨は中断されています。しかし、定期接種としての位置づけに変化はなく公費助成による接種は可能です。詳しくは厚生労働省ホームページを参考にして下さい。