センター長 金岡 靖

センター長 金岡 靖はじめまして。センター長の金岡 靖です。御挨拶をかねて婦人科を紹介いたします。

レディスセンターは女性診療のための独立したフロアーとなっており、婦人科の向かい側では乳腺外科が診療を行っています。月経痛や出血などの婦人科トラブルから子宮筋腫・卵巣腫瘍・子宮がんなどで入院を要する患者さんまで幅広く婦人科疾患に対応しています。わたしは現代医療の最も重要なキイワードは低侵襲性であると考えています。同程度の結果が得られるのなら、体の負担がより小さい医療がより望ましいことには疑う余地がありません。そのような低侵襲医療を実現することは医療者の責務であり、また患者さんにとっては必然の願いであると認識しています。レディスセンター婦人科はこのような低侵襲医療を高品質に実践していくことを基本理念としております。

さて、わたくしのユニークな専門領域はマイクロ波を使用した婦人科治療です。大阪市立大学在職中に、わたくしは2.45GHzのマイクロ波を使用するマイクロ波子宮内膜アブレーション(microwave endometrial ablation at 2.45GHz:MEA)を開発し、厚生労働省から先進医療として初めて承認されました。平成24年4月1日からの診療報酬改定により、先進医療として取り組んでおりましたマイクロ波子宮内膜アブレーションは子宮鏡下子宮内膜焼灼術が新設されたことに伴い保険診療で提供できる運びとなりました。本法は過多月経に対する低侵襲の治療法であり、子宮筋腫や子宮腺筋症による過多月経を治療するためにおこなわれる子宮摘出術に代わる切らない治療法です。子宮内膜をマイクロ波加熱で壊死させることにより子宮筋腫や子宮腺筋症による器質性過多月経を低侵襲に治療できます。また、治療の翌日には退院し、すぐに日常生活に復帰できることは大きな特長です。機能性過多月経や血液凝固障害による過多月経など子宮腔の拡大や変形がない場合は、器質性過多月経よりも短時間に治療が完了します。5年で300名以上の実績があります。マイクロ波アブレーションをさらに詳しく知りたいかたは過多月経および子宮筋腫・子宮腺筋症に対するマイクロ波治療の発表文献を御覧下さい。