部長 井本 広済

婦人科部長 井本 広済 はじめまして。婦人科の井本 広済と申します。
大阪の河内永和で次男として生まれ育ち、また府立八尾高校では剛健質実の精神を武道とともに生半可でなく仕込まれました。

 昭和62年に大阪医科大学を卒業し、迷わず「子宮内膜症」「婦人科腹腔鏡」の父、故杉本修教授の大阪医科大学産婦人科学教室に入局しました。本学および関連病院での研修期間を終えた後、熱望して留学したつくば理化学研究所では、ヒトゲノムプロジェクトの最前線に放り出され約2年間の格闘の末、無事帰学。その後は平成7年より十数年間、北摂病院、サンタマリア病院、市立池田病院など北摂の地域医療に密接に携わり、縁あって医誠会病院に入職することになりました。

 当時の患者さん達との関わりの中で低侵襲治療のニーズの高まりを感じ、杉本先生、奥田喜代司先生ご指導のもと症例を重ね研鑽し、日本産科婦人科内視鏡学会技術認定医を取得、そして各施設にて膣式手術および内視鏡下手術、特に腹腔鏡下手術を重点的に行って参りました。腹腔鏡下手術の適応は婦人科良性疾患に限定し、あくまでも治療の一つのオプションとしての位置づけは今も変わらぬ基本原則ですが、技術の進歩やハイテク機器の開発そして理解ある同僚医師に支えられ現在まで約900例、さいわい特に大きな偶発症もなく良性疾患の約85%の症例に行ってきました。

 金岡先生の切らない手術MEAに加え、きずの小さな手術としてのスタンダードな腹腔鏡下手術を標準化し、地域の患者さんのために治療の選択肢拡大を目指して切磋琢磨していきたいと思います。
 趣味は山歩きと男の料理、「水は方円の器にしたがう」が座右の銘です。愚直にそしてしなやかに生きていくのが私の信条です。どうぞよろしくお願いいたします。

井本医師腹腔鏡下手術実績(2003.8~2012.3)

1. 腹腔鏡下卵巣嚢腫摘出術 286例
2. 腹腔鏡下子宮膣式全摘術 281例
3. 腹腔鏡下子宮内膜症病巣除去術 249例
4. 腹腔鏡下子宮筋腫または子宮腺筋症核出術 172例
5. その他(子宮外妊娠手術、卵管開口術など) 57例
合計 1045例

腹腔鏡手術から開腹手術へ移行したのは5例です。